本日、また一本「ぐるなび」さんの「みんなのごはん」に記事を書かせていただきました。これも読んでいただいている読者の方々と、この企画を立ち上げ守り続けてくださっている中の人、そして忙しいにもかかわらず取材に応じてくださっているみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。

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あの勝ちがなかったら今、監督ではいられなかった……長谷川健太の運命を分けた一戦 

今回のこの記事には、いろいろな側面があります。

まず、監督がシーズン中に取材に応じてくださったということ。

成績によっては様々なことを言われてしまう職業で、順位が流動的なのに出るのはためらってもおかしくないと思います。これはいつも裏表なく勝負している長谷川監督だったから受けていただけたのでしょう。

傍から見ていると、長谷川監督はもっとしたたかでもいいと思う面はあります。どの監督も常に戦力的な問題は抱えていると思いますし、不満もあるでしょう。その選手層について思うところを漏らしておくことは、保身の役に立つこともあります。 

ところが長谷川監督はそうしません。非常に日本的というか、腹が据わっているというか。そういう方だからこそ話してくださったのだと思います。もしかして監督が漏らさなくてもそういう事情がわかるサポーターがいて、監督は信頼しているのかもしれません。

次に、自分自身の欠点をさらけ出して語っていらっしゃること。

弱点を冷静に分析して、しかも人に語れるというのは、ちょっと自分のスケールではなかなか考えられないことでした。もちろん、こうやって話した限りは解決策も見いだしていらっしゃるのでしょう。それにしても、さらけ出して揺らがないというのは、滅多に見られないことだと思います。

三つ目にイビチャ・オシム監督の逸話を語ってもらえたこと。

試合は勝負事ですから、キックオフの前はどんなに尊敬する相手に対してでも闘争心が燃えたぎっているのだろうと思います。そんな中で、人の結びつきは生まれるのか。ちゃんと繋がれるのだという実例を教えていただきました。


J1リーグが再開するという時期に合わせ、こういうインタビューを掲載しようとしてくれた中の人には本当に感謝です。再開したら、選手のみなさんには、ぜひ全員ケガがありませんように。



……前回の記事では「ない」というご意見があったので、今回は頑張りました! 自分としては頑張ったつもりです! それから、8月9日の広島vsG大阪も楽しみです。