朝、6時に起きて平野さんと駅へ。途中、検札にあう。ちゃんと切符を買っていたのでセーフ。8時18分のEC25でニュルンベルクを目指す。39ユーロ。むちゃくちゃ混んでいる。日本人が多いが、会話はない。駅でビールを飲んでいたら、前日からの酔いも残っていてトイレでリバース。寝不足もあるだろうな。2時間立ちっぱなし。いや、後半の1時間は床に座っていた。大混雑の中、リュックを背負っていて、しかもそのリュックを人に押しつけてスペースを確保しつつ本を読んでいるドイツ人女性を殴りそうになっている二日酔いの自分がいた。危ない。

ニュルンベルク着。流れに乗って地下鉄にまわり、そのままスタジアムへ。スタジアム付近でツアーのメンバーと会う。そのまま屋台村へ。ビールが4ユーロ、大きなビールが7ユーロ。ケバブをパンに挟んだヌバーがおいしそう。植田朝日君によると、イギリスではケバブをナンに挟むので、大陸のヌバーのほうがオイシイと言う。こちらに来て、あきらかに野菜不足。ステーキやソーセージが売っているけれど、ヌバーにたっぷり入った野菜が魅力的。4ユーロ。調子に乗って香辛料を振る。これが大失敗。ハバネロだった。食べた途端に汗が噴き出す。目にも入ったようで、涙と鼻水も止まらない。試合前にぐちょぐちょ。当然みんなにおすそ分け。試合前にみんなの勇気が試された。いつの間にか片一方の店でビールのジョッキが6・5ユーロに。値段競争に突入していた。会場を待っていたら「SAFE SEX」と書かれた紙(しかも裏に「女性がNOという時はNOです」などとありがたい10箇条が書かれている)とゴムを女性に渡された。どうして俺だけ! ちょっと憤慨する。

試合会場で六川亨さんに会う。息子さんも一緒。サッカー協会の戸刈晴彦先生にも会う。森健兒元専務理事にも会う。お元気そうだった。いろいろ教えていただく。

選手がアップのために入場してきたので立って応援歌を歌っていたら「お前ら!」と怒鳴りながらおじさんがやってきた。後ろの老人と子どもが見られないとのこと。わざわざそれを伝えるのに、けんか腰に「お前ら!」だもんなぁ。きっと怖かったのだろう。もう場所を移動する時間もない。座って応援することになった。隣のブロックは総立ち。ウルトラがいる場所は全員座っている。不思議な光景。

応援団の数では圧倒的にクロアチア。反対側で2つのブロックを使って掛け合いなどを使いながら盛り上げている。ゴールラインが看板で見えない。ひどいスタジアムだ。クロアチアのゴール裏では発煙筒が焚かれている。

試合後、元サガン鳥栖、仙台、横浜FCの大友慧選手に会う。今はブンデスリーガの2部のチームに挑戦中だとのこと。元気そうでうれしかった。

駐車場に一人でいたらクロアチア人の3人組から「お前ら次はブラジルだろう? じゃあもう終わりじゃん! ハハハ!」と声を掛けられる。「え? お前らオーストラリアに勝てるの? 自分の心配してな!」と言い返して、やばい雰囲気になる。だが、3人組の一人が先をせかして事無きを得た。

19時30分出発。バスでホテルまで9時間の旅。途中、サービスエリアで風間八尋さんと、相馬直樹さんに会う。分析を聞く。途中、かみなりと大雨。さらにどう考えても運転手がウトウトしている場面があった。スリル満点。