J1リーグ第15節。19時、日産スタジアム。
福岡の変貌ぶりの驚く。昔のケンカ殺法から松田監督がクリーンなファイトに変えた時も驚いたが、今回の川勝監督がわずか3週間でチームを変えたのにはびっくりした。これまでなら安全第一でタッチにけり出していた状況でも、ポジションニングを修正することでつなごうとする。自分たちのボールになったら7人が相手陣内に侵入する。守備では個々人の強さと判断力が目立つ。何だ、福岡の選手はこんなに出来るじゃないか、というのが正直な感想。ただし、高さで劣るし、バロンはポストプレーが苦手でボールが収まらないため攻撃のバリエーションが少ない。後はクラブが補強しようと思うかどうか。クラブが今後どうチームを発展させようと思うかという方針にかかわってくる。減資で財政を健全化しようとしたクラブにとって、急激な投資はまたクラブの基盤を弱くしてしまう可能性がある。そのことをサポーターは分かっていた。また、サポーターは川勝監督を指示していた。
横浜Mは久保の冷却スプレーをくれというサインをケガと勘違いし、慌てて交代。これも経験となるのだろう。